研究所概要
所長からのご挨拶

伝統のある研究所
本研究所は昭和25年(1950)年、新制神戸商科大学発足後まもなく神戸商科大学経済研究所としてスタートし、70年の歴史をもつ研究所として、平成16年(2004年)に兵庫県立大学発足時には兵庫県立大学経済経営研究所、また平成22年(2010年)には兵庫県立大学政策科学研究所と名称を変えながら、それぞれの時代の要請に応えるべく研究調査活動を進めてきました。
政策科学研究所の機能
近年の日本経済を取り巻く様々な変化に対して諸要因を解明し、政策提言を行う研究機関として政策科学研究所は、以下のように大きく4つの研究プロジェクトを立ち上げて、研究を推進し、研究成果を発信することを考えています。 このようなことを進めるべく、本研究所は、経済・経営の専門領域を中核とする研究プロジェクト方式で実施しますが、研究プロジェクトは、本学教員だけではなく、大学院生や他大学教員も参加できるような開かれた共同研究型にすることで、国内外の大学・研究機関等とのネットワークを形成し、研究拠点としての役割を果たすことを考えています。 それだけでなく、政策科学研究所で実施した研究の成果は、地域活性化を含む様々な形での政策提案に活用できるようにし、地域貢献活動をサポートできるようにし、研究活動に関する情報発信を支援、強化できる役割を担うことを考えています。
研究プロジェクトのテーマ
- ①人口減少社会の持続可能性:日本経済の成長と雇用に関する研究:
- 長期停滞、AI進展の雇用影響等、日本を含む先進国に直面する諸問題に焦点を当てた研究を行います。
- ②グローバル経済と財市場、資本市場に関する研究:
- グローバル経済に関連する諸問題について、主として貿易・FDIに焦点を当てた研究を行います。
- ③地球環境、資源・エネルギー、開発政策に関する研究:
- 地球環境に関連する諸問題について、主として資源・エネルギー、開発政策の観点から研究を行います。
- ④産業組織、企業の経営形態比較に関する研究:
- 企業や産業に関わる諸問題について、主として企業の経営形態比較の観点から研究を行います。
このような多様性のある研究プロジェクトを進めることで、伝統ある兵庫県立大学の研究機関として、グローバルにローカルに各方面に貢献できることを目指して行きます。
政策科学研究所長 大住 康之