お知らせ
研究員外部組織訪問:兵庫県立農林水産技術総合センター酒米試験地
2025/02/24
2024年10月11日、兵庫県立農林水産技術総合センター酒米試験地に訪問調査を実施しました。酒米試験地では、山田錦など兵庫県産酒造好適米の品種改良および品種保存を続けています。稲作は、一方では日本を含む世界人口の多くの主食を支えるものであり、他方では温室効果ガスの発生源となっているという問題を抱えています。同施設でも稲作の効率化と並行して栽培時における温室効果ガスの発生抑制などの研究に取り組んでいます。
当日は、北播磨県民局加東農林振興事務所副所長の佐藤慎介さん(右下写真左)を交えて、山田錦研究の権威である兵庫県立農林水産技術総合センター主席研究員兼研究主幹の池上勝さん(右下写真中央)から、兵庫県による酒造好適米の品質維持のための酒米管理の仕組み、特A地区の土壌の性質、良質な山田錦栽培の難しさと酒造メーカーとの関係などについて解説していただきました。酒造好適米に関しては、地球温暖化への対策・対応が喫緊の課題となっているとのことでした。
兵庫県立農林水産技術総合センター公式HP
https://hyogo-nourinsuisangc.jp/