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お知らせ

第8回IPSセミナーの開催

2010年11月1日 更新

テーマ:Small-scale residential settings for people with dementia:Japan,Sweden, and the U.S.
認知症の人の為の介護用小規模住宅:日本、スウェーデン、アメリカの事例
日時:2010年12月16日(木)14:30~16:30
場所:兵庫県立大学 神戸神戸商科キャンパス 研究棟Ⅰ(1階) 115大会議室
講師:Shivani Nandi (シワニ・ナンディ) 氏 (米国ルイヴィル大学 医学部)

ポスター:IPS Seminar 8 ads.pdf
議事録:IPS Seminar 8 (20101216).pdf


【報告の趣旨・概要】
先進国では高齢化に伴い、認知症高齢者の割合も高まりつつあります。
そのため、高齢者をターゲットとした福祉対策の流れの中で、
認知症高齢者のための新しいケアモデルが注目されています。
そのケアモデルでは、従来の施設介護とは異なり、家庭的な雰囲気の中で6~8人の認知症の方々が
小規模な「グループホーム」で暮らしています。
その「グループホーム」がスウェーデンで普及し始めたのは1980年代のはじめ。
そして、スウェーデンの実績から学んだ日本でグループホームが普及し始めたのが1990年代初頭になります。
特に2000年以降は介護保険が導入されたことにより、日本において急速にグループホームは普及していきました。

一方、米国においても1990年代から施設介護に対する意識を変えようとする
Green House Projectという活動が始まりました。
これは医学モデルを中心とした従来の施設でのケアを、いかに家庭的な雰囲気で受けるパーソン・センターケア、
つまり、人間中心のケアにどのようにして舵を取っていくのかという課題への取り組みの一つと理解できます。
セミナーでは、米国ケンタッキー州のルイビル市にあるグループ・リビングを二つ紹介しながら、
スウェーデン、日本、そして米国における認知症ケア対策を比較します。

どなたでも自由に聴講できます。奮ってご参加ください。