専門は都市経済学、開発経済学、現在、都市開発政策(特に中国の都市開発政策)、に関わる研究を行っている。中国は1978年において経済制度改革の政策を実施することにより中国は計画経済から市場経済へと変化した。この段階において都市経済の成長は著しいのだが、歴史、地理、政策などの原因ですべての地域は同じく発展はされていない。特に、1990年代から現在に至って、中国の東、中、西部における経済の格差が大きく生じている。また、都市発展の段階において、政府が実施した都市発展政策と現実の間の矛盾が多く存在している。例えば、小都市の発展を促進する政策と大都市への人的資本、財の集積の間の矛盾や、中、低所得者を対象とする住宅政策と実際に実施する時の曖昧さとの矛盾など多くの問題が抱えている。そのため、中国の都市化の過程において生じた地域間の格差、都市化を影響する要因、さらに、都市開発に関する事例研究を通して、都市における持続可能な経済成長に向けての公共政策などについて研究している。
現在、国際公共経済学会、アジア政経学会に所属している。
関連写真等
北京の四合院の写真(2006年8月撮影)
北京市のベッドタウン天通苑の写真(2006年8月撮影)